還暦です

  • 2014.10.08 Wednesday
  • 00:00

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本日を以て齢60と相成りました。
還暦、というやつでございます。
これからもよろしくおつきあい下さい。

 
明治大正の時代で還暦ならば、とっくに隠居の身でしょう。
私が子供の頃、つまり昭和中期の記憶でも、
60歳の男女は正真正銘の「おじいさん」「おばあさん」でした。
だいたい小学校低学年の頃、卒業間近な上級生はすごく大きな存在だったし、
中学生、高校生などはもう「すごいお兄さん、ほとんど大人のお姉さん」、
そして大学生は100%大人の存在でした。
 
さて、本日めでたく還暦を迎えたのではありますが、敢えて

 「もう年ですので」

とは申しません。
だって、30歳ちょい越えした程度の若輩が

「オレももう年だから」

なんて口にするのを聞くと、ムカッときますからね。
 
「なんだよ、お前がそれでジジイだったら、俺にはどうしろってんだよぉ」
 
と思います。
 
まわりはまだまだお元気な先輩諸氏で満ち溢れています。
「40、50は鼻たれ小僧」なのですから、

「ワタクシなんぞ、まだまだ、これから!」

と頑張ることにします。
これからもたくさん、たくさんご指導ください。


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ホンモノのはなたれ小僧の頃の写真です。
 
今、自分が還暦を迎えてみて感じるのは
 
「それほどの老齢感はないよなあ」
 
ということ。
おそらく事はごく単純で、「成長していない」ということなのでしょう。
 
さすがに学生だった頃よりは少し大人になったかな、と思う時もありますが、
社会人になってからは、さほど大きな変化はなかったように感じます。
それでも、じわじわと育ってきたのかなあ…。
 
もちろん、体力的には若者にかないません。
 
1)まず、徹夜ができなくなりました。
2)寝だめ、食いだめもできなくなりました。
3)「吐くまで飲む」のも、もう無理です。
4)駅の階段を1段抜かしで駆け下りて電車に飛び乗ることもできなくなりました。
5)高いところから飛び降りると、頭にガ〜ンと響くようになりました。あぶない。
6)昔は簡単に飛びこせたドブも、今となっては飛ばない方が良さそうです。
 
本業のピアノ演奏にしても、若い頃の録音を聴いてみると

「へええ、ちゃんと指まわってるねえ。すごいもんだ」

とわが事ながら感心してしまいます。


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左は16歳の頃、右は20代後半か? 成長してないなあ…。

一番増えたのは、何かの集まりがあったときに感じる

「ありゃ、ワシが一番年上か〜」

という、一種の違和感。
 
昔は仕事場(たとえば音楽のアンサンブル)でも、どこかのスクールでも、病院の診察室でも、まわりの方が自分より年上であることが常態でした。
 
「リードしていただく」「教えていただく」「診断していただく」というわけ。
おとなしく座っていれば、それで事は済んだのです。
 
もちろんこれらに年の上下は関係ないのですが、
今になってみると「先生やお医者さんの方が自分よりずっと若い」という状況が、何となく不思議です。
 
でも、「年をとるって、いいな」とすごく思います。
できないことも増えたけれど、できることも増えました。
何よりも嬉しいのは交友範囲が広がったことと、それに付随して
 
友達が偉くなってくれたことによって、
そこから得る刺激が以前とは比較にならないほど魅力的になった

 
ということ。
 
自分をとりまく社会では全員同じペースで老齢化するため気づきにくいですが、皆それぞれ確実に進化しています。
たとえば学生時代の同期の仲間たち。
この年になると大きな業績を残したり、社会的にも重要な要職についていたり、発言力・発信力、そして説得力も以前よりずっとパワーアップされて頼もしい。
そんな友人たちと──少なくとも年齢だけは──同じ土俵にいられるのが嬉しいです。
 
「みんな、すごいな〜。もっと偉くなってくれい!」

 
* * * * * * * * * *
 
還暦を節目にしようと思い、自分なりにいくつか企画を立ち上げました。
メインは演奏活動のリスタートです。
 
ここ10年間の演奏活動は室内楽に完全シフトして、
ソロ活動はほとんど停止していました。
もちろん「室内楽大好き」だったからこその選択だったのですが、
「親の介護もあるし〜」など、何だかんだと言い訳をしながら
 
逃げていた
 
ことも事実です。
 
それを断ち切ろう!
 
というわけで、まずは
12月1日にサントリーホールでピアノ協奏曲を弾く
ことにしました。
《第九と皇帝》という企画で、以前も参加させていただいたことがあります。
1996年にオーチャードホール、1998年がNHKホール、その後2000年に九響と筑後でもやりました。
 
毎年のソリストには「これからの活躍が期待できる、活きのよいピアニスト」が選ばれることが多いのですが(40代って、“新進”?)、

「ボク、もう“新進ピアニスト”って柄じゃないからね、トシですし」

という思いをかなぐり捨て、「やりたいです!」と申し出ました。
 
嬉しいことに、即OK。でもチケットの販売ノルマが課されます。かなり厳しい数です。だって、自分の演奏をダシに200万円超の売り上げをクリアするのが目標ですからね、胃が痛くなりそうです。とりわけ最強のサポーターであるはずの“カヤニカまま”はまっ青。
 
でもこのノルマ、何と販売開始後一ヶ月を待たずしてクリアできました。
皆様、本当に御協力ありがとうございます。演奏、頑張ります!

 
そしてもうひとつは来年(2015年)9月26日(土)午後2時からの久々のソロリサイタル。

この時点でまだ私はぎりぎり60歳。「オーケストラとの協演でスタートし、ソロリサイタルで締める60歳の音楽人生」というのがポイントです。
 
場所は上野の東京文化会館小ホール
曲目はまだ決定していませんが、基本にもどってウィーン古典派とじっくりと取り組むつもりです。
ハイドン、モーツァルト、シューベルトあたりの顔が浮かんできます。
 
あ、さりげなく宣伝しちゃいました。

《第九と皇帝》、思ったよりチケットの動きが速いです。
ひょっとすると完売になったりして…???
S席はもうありません。

情報はこちら↓ 
http://atwien.com/concert.html
 
コメント
おめでとうございます!!

赤ちゃんの時と現在のお顔、同じですねぇぇ。…失礼しました。

これからも ずっとお元気でいて下さい!

  • ちえせんせい
  • 2014/10/09 11:04 PM
ちっとも成長できません。精神年齢もそのまま…。
  • かやにかパパ
  • 2015/02/18 5:26 AM
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