いびきがとまった!

  • 2014.09.15 Monday
  • 07:49


朗報です。びっくりです。

小憎らしいマウスピースめ、おぬし、なかなかやるじゃ〜ん!

…という感じです。

睡眠中のいびき、本当に止まったみたいです。

(ただし泥酔状態の場合はこの限りではありません…)

7月16日のブログで報告した、お昼寝の時のンガッ

マウスピースさえすれば、出ないです!

P1060034.jpg

…とは言っても、残念ながらすべてが解決したわけではありません。

ンガゴ、ンガゴといういびき自体は消滅したものの、

スピ〜、スピ〜

ボワッ…、ボエッ…

クエッ、クエッ ←チョコボールのキョロちゃん(クエクエサンバ)

といった雑音は、折に触れて出しているのだそうです。

ただ、幸いなことに音量はそこそこらしい。

カヤニカまま曰く
 

「鳥小屋で寝てるみたいだよ〜」

「ア●ラックのブラックスワンみたい」

「キョロちゃんがいる感じだよ〜」

 
画像、お借りしました。

で、この音の発信源が、どうもマウスピースらしい。

マウスピースには呼吸用の小さな穴があけてありますが、

それが悪さをしているようなのです。

P1060037.jpg

ここで少しマウスピースの説明をしておきましょう。

睡眠中の歯ぎしりや食いしばり防止用のマウスピースは歯にかぶさるような作りになっています。
ソフトタイプ、ハードタイプ、両方あります。

左は私が使っていたソフトタイプ、右はカヤニカまま愛用のハードタイプ上下セット

P1060032.jpg

それに対してイビキ防止用のマウスピースは上下がセットになって密着しています。

それで下あごの位置を決めるのです。ついでに歯ぎしりも防止され、食いしばりもなくなります。

いびき、歯ぎしり、食いしばり──迷惑三兄弟の一発撃退です。一石三鳥!

下あごが通常より少し前になったところで固定するのですが(固定するとは言っても多少の余裕は感じられます)、この位置決めが微妙で、歯科医の経験がものを言うのだそうです。

あまり前に出しすぎると、熟睡できなかったり、顎関節が疲労してしまうそう。下あごの通常の位置と、一番前に出したところのちょうど真ん中あたりで折り合いをつけるのがベストらしいです。

もうひとつは上下の顎の離れ具合。

あまりぴったりにすると、これまた顎関節への負担が大きくなり過ぎてしまうとのこと。

「適度な距離を保ちながら下あごを気持ち前に出す。」

これが極意です。
 

上下の歯、かなり離れてます。


それらのバランス、わたしの場合はベストに近い仕上がりのようで、

おかげでいびきはとまり、顎の疲れもありません。

ですが「ぐっすり眠れているか」というと、

う〜ん、そうねぇ…。

実は、よだれが気になるのです。

マウスピースによって上下の顎が少し離れている、ということは、

少し口を開けているのと同じ状態です。

その気になれば唇を閉じることはできますが、

眠りによって意識が遠のいてくると、口は半開きになる。

そうするとタラ〜、とたれてくるのが、よだれ。

赤ちゃんと同じです。


 

枕カバーはタオル地にして、よだれ拭き用タオルも枕元に準備しました。

口に絆創膏をして寝てもみました。でもどうもしっくりこない。

P1060041.jpg

う〜〜〜む…。

そんなわけで、寝るときは天井を向いて寝ます。

これでとりあえずは解決。

睡眠中はよだれの分泌も少なくなるので問題はありません。

困るのは目覚めの時。

交感神経の活動が活発になると同時に、よだれの分泌も復活します。

寝返りを打って、身体のポジションが横になっている場合、

よだれがタリ〜と頬を伝わる感覚で目が醒める。

なんだか情けないなあ…。

「爽やかな目覚め」とは言い難い…。

そして、まだ未解決のことがひとつ残っています。

いびきの問題は解決したものの、睡眠時無呼吸症候群の方はどうなったのでしょうね。

もう一度器械を借りてチェックしてみたいなあ。


 

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合理的避戦論(イースト新書)

  • 2014.09.02 Tuesday
  • 19:15
 

書評シリーズ第3弾です。紀伊國屋書店の「書評空間 http://booklog.kinokuniya.co.jp/imaiakira/」の継続バージョンと思って書きました。今まで書きためてきたものと同じ「である調」なので少々雰囲気が異なりますが、ご寛容下さい。
 



小島英俊『合理的避戦論』(イースト新書
033
 

P1050887.jpg


このところ日本を取り巻く国際情勢に落ち着きがない。「平和ボケ」という言葉は、もはや死語となった。のんびりムードに浸りながら自国の発展と経済成長を追い求めていた時代は過去のものとなり、中国との摩擦、韓国との不和、予知できない北朝鮮の行動、譲らないロシアなどなど、日本と海を隔てたアジア諸国の状況は、決して甘いものではない。ただ、向こう側から見れば、現在の日本の政治の動向もかなり不愉快であるには違いなく、だからこその態度なのだろう。すべての国が疑心暗鬼になっている。
 
ヨーロッパをはじめとした大陸のように、日本と他国との国境が「地図上に書かれた、ただの線」であれば、日本人も生ぬるい風潮に浸っていられるはずもなく、外交もずっと賢いものになっていただろう。大昔、元寇の時には台風がその危機を救ってくれたが、明治維新の際にはそれもかなわず、国家の存亡を賭した外交手腕が問われることになった。それにしても「みんなと同じがいい」となり勝ちな日本人のメンタリティーにはどこか「脇の甘さ」が感じられると思うのは、私だけだろうか。
 
日本はその後二回の世界大戦を経験し、最終的には敗戦国として辛酸をなめた。そこに至るまでの歴史の中にあった平和に対する価値観、そして第二次大戦後の平和の推移が、本書にはわかりやすくまとめられている。冒頭の章として紹介されている著者と東郷和彦(元外務省欧亜局長・オランダ大使)の対論も興味深く、現在の日本が置かれている国際情勢の中で何が問題になっているのかがよくわかる。
 
国際問題として気になるキーワードの中で主なものは「集団的自衛権の行使容認」「憲法第九条の解釈」「中国との尖閣諸島領有権問題」「韓国との竹島領有権問題」「韓国との従軍慰安婦問題」「自衛隊の扱い」そして「北朝鮮との拉致被害者問題」あたりだろうか。マスコミの報道だけを鵜呑みにしていては情緒に流され、誰が、そして何が正しいのかがわからなくなってしまう。もちろんこういった問題に「正解」はなく、下された判断が正当だったかの評価は歴史の中でおのずから明らかになることだろう。だがその評価ですら、見方によってはまったく正反対なものとなることも、決して珍しいことではない。
 
他人の論調に流されることなく、一度自分なりの考えをまとめたいものだ。しかし、何を頼りに考えるかが問題だ。テレビのニュースショーの中で放映される識者の討論会なども、限られた時間の中での起承転結が求められる「番組」として演出されていると考えた方が良さそうだし、第一「なぜそうなってしまったのか」という歴史的な経緯の説明が不充分なまま、目先の出来事の評価だけ、それも好き嫌いのレベルで話が進んでしまうきらいもある。「声の大きい人が勝つ」ともいうし、話術の巧みさによって信じ込まされてしまうことも少なくない。池上彰まがいの論を組まれると、思わず納得してしまいたくなる。しかし、それではあまりに安易に過ぎないだろうか。
 
「戦争を回避するためにこそ、集団的自衛権の行使容認が必要だ」というのが安倍政権のスタンスだが、それで良いのだろうか。この世界から戦争はなくならず、現在も進行中の戦争があり、いつかは日本にも戦争の危機と対峙しなくてはならない時が訪れるような気がしてならない。そんな時、自衛隊は役に立つのだろうか。同盟国であるアメリカをあてにできるのだろうか。まずは「平和」に関して日本がたどってきた道をふり返り、その結果として現在どこにどんな不具合が発生し、何が問題になっているかを再確認する必要がありそうだ。
 
問題は重く、複雑である。ちょっと調べたぐらいで結論は出ない。しかし、そういった問題でも「その道の専門家でない人が容易に理解できるように解き明かす」のが新書という書籍の課題と目的だ。本書もそれにもれず、読みやすくわかりやすく編纂されている。著者の小島の構成力と筆致に負うところが大いにありそうだ。

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