旅行昔話
- 2015.02.14 Saturday
- 18:56
東海道新幹線をしばしば利用します。
チケットを確保するために「エクスプレス予約」というシステムを愛用しています。
インターネットで予約するのですが、乗る直前まで何回でも変更できるし、
座席も指定できます。
好みの席は、客車の進行方向に向かって最後列の通路側。
ここだと、スーツケースが大きく、重くても座席の後ろの床に置けるからです。
それも、トイレに近い方が便利。
先日もそんな席に座っていたのですが、
名古屋で停車中に背後から会話が聞こえてきました。
トイレ付近での会話です。
おばさんと車掌さん(最近はアテンダントと呼ぶのかな?)が話していたのが、
開いたドアから漏れ聞こえてきました。
「あ、トイレ、空いてますよ。どうぞお使い下さい」
「え、いいんですか? だって停車中ですよ」
「え? 停車中でもお使いになれますよ」
「ああ、そうなんですねえ。昔は停車中はトイレを使わないよう言われましたから。あら〜、私って古いわねえ、やだわ〜」
確かに昔の列車のトイレにはこう書かれていました。
そうそう、そうでした。
昔の列車のトイレは垂れ流しでしたね。
便器の穴から線路や枕木が見えました。
駅で停車中にウンコすると、線路上の置き土産が列車が出たあと丸見えになってしまいます。
また、走行中の列車の線路脇の家では
干してある洗濯物が「黄害」に遭うこともしょっちゅうだったとか。
先日高崎でSLに乗ったのですが、見た目は古くてもトイレは新しくなっていました。
当たり前と言えば当たり前ですが…。
高崎で乗ったSL。
懐かしい椅子です。これで何時間も旅をしました。窓から身を乗り出して駅弁を買ったものです。
窓のところの物置には栓抜きがついていました。
さすがにトイレはリニューアル済み。
私はときどきスキューバダイビングを楽しむために海に行くのですが、
沖のスポットに行く時に乗せてもらう船のトイレもいろいろです。
お魚のエサをまき散らしながら行くのもあれば、そうでないのもある。
もっとも、トイレがついていれば、の話ですがね。
奄美大島の珊瑚礁です。
そういえば、飛行機も文字通り「霧散」させていた時代があったとか。
でもさすが21世紀になった今では
飛行機はもちろんのこと、列車もみなタンク式になりましたね。
そうあるべきです。
ちょっと子供の頃のことを思い出し、
ノスタルジックになったひとときでした…。
これはノスタルジーとは無関係のドクター・イエロー! 東京駅で遭遇しました。記念の1枚。