さりげなき脇役たち

  • 2016.09.29 Thursday
  • 06:27

 

 

 

私の音楽活動のひとつに

 

公開講座

 

という企画があります。

 

tottori2.jpg

 

 

テーマを決めて、ペラペラと蘊蓄を語るのです。

受講して下さるのは、おおむねピアノの先生方。

楽譜に関して、奏法に関して、また作曲家に関してなど、

その内容は多岐にわたります。

ま、学校の授業のようなものですね。

ただ、受講料を頂戴しますので、手を抜くわけにはいきません。

(もちろん大学での授業も、手を抜くことはありませんっ←キッパリ)

 

勉強になった

受講して良かった

 

と感じていただき、願わくはレピーターになっていただきたいのです。

そのために

 

よりわかりやすく

 

というポイントをとても大切にしています。

 

私がこうした公開講座で使用する備品は、基本的に次のものとなります。

 

・ピアノ(そりゃそうですよね。ピアニストですから)

・プロジェクター(持参することもあります)

・スクリーン(携帯できるものを持っています)

・パソコン(これは自分で持ち込みます)

・ホワイトボード(自分の車に積めるサイズのがあります)

 

ホワイトボード.jpg

結構かさばるものの、車で運べます。

 

頒布資料も準備しますが、基本はパソコンを利用したプレゼンテーションです。

よく耳にする

 

スライドショー

 

というもの。

これを利用するようになってから、話が伝わりやすくなったように思います。

 

でも、スライドショーの導入当時はそうではありませんでした。

せっかくスライドを見ていただいても、すっきりしない…。

 

その原因に気づかせてくれたのが、この本でした。

テレビのニュース解説がわかりやすくて有名な池上彰氏の著作です。

 

book.jpg

 

この本を読んで、私は「これはダメ」ということを軒並みやっていたことに気づかされました。

 

しゃべることすべてを文字で見せていた

 

のです。スライドのレイアウトも稚拙でした。

おまけに、このスライド自体を資料として手渡していました。

これでは教科書を配って、それをただ朗読していたのと同じです。

参加者の目線は手許の資料に釘付けになり、

講師と受講生のコミュニケーションが盛り上がらないのは当然です。

 

これではいかん、と方式を大転換。

今ではだいぶ進化したのでは、と思うのですが…。

何をどうしたかを知りたい方は、ぜひこの本をお読み下さい。

 

パソコンを駆使したプレゼンテーションをより円滑に進めるために、

いろいろな便利グッズを使っています。

今回はそれをご紹介しましょう。

 

まずはこれ。

これでパソコンに触れることなくスライドショーのページを進めます。

指示棒につけてもよし、あるいは指にリングのように装着することもできます。

 

パワポスイッチ.jpg

チップをパソコンに挿すとワイファイでつながります。(コクヨ製)

 

指示棒1.jpg

指示棒のグリップにつけてみました。

 

無線(ブルートゥース)接続のフットスイッチも使っています。

エアターンという製品で、もともとはiPadなどのタブレットで楽譜を見ながら演奏する際の

譜めくりグッズですが、プレゼンテーションソフトにも有効です。

これを使うと演奏しながらでもスライドを進めることができます。

 

airturn1.jpg airturn2.jpg

 

指示棒が届かない場合に使用するポインターはこれ。

赤いレーザー光線が照射されます。

一番安価で単純なやつですが、役立っています。

 

ポインタ.jpg

 

スクリーンは携帯式。グランドピアノの上にちょうど乗っかります。

 

homeseminar2.jpg

自宅での講座です。なぜ首からSuicaのカードをぶらさげているかは謎です。わけわからん…。

 

スクリーン2.jpg スクリーンケース.jpg

こんなにコンパクトになります。肩からかけられるキャリングケースつき。(EPSON製)

 

会場にホワイトボードがあっても、肝心の筆記用具がヒカヒカに乾いていることは日常茶飯事。

それに私は細字のマーカーが嫌いなので、自前のマーカーを常備しています。

 

マーカー.jpg

 

プロジェクターも持って行くことが多いです。ついでにパソコンとの接続ケーブルも。

30mのケーブルをネットショッピングで買いました。これがあると安心です。

 

プロジェクター.jpg ケーブル.jpg

プロジェクターは見た目より軽いです。

ケーブルについている白いアダプターは何よりも大切。これがないとパソコンにつなげられません。

 

これは一般に「防犯カメラ」として提供されているものです。

ペダル講座の時に、足の動きをリアルタイムでお見せするために使います。

映像はそれほど鮮明ではありませんが、これで充分間に合います。

 

camera2.jpg

右の小太郎は講座用の備品ではありません。

 

ビデオカメラも使えそうに思うでしょう。でもこれがNGなのです。

最近のビデオカメラはすべてデジタル方式で、

「映像のデジタル変換」というプロセスが必要なのです。

映像がモニタ画面に映るまでにちょっとしたタイムラグがあり、

これがペダリングのチェックにはとても邪魔。使えません。

昔のアナログビデオカメラは大丈夫なのですが、今ではほとんど見かけなくなりました。

 

yamahaseminar1.jpg

右のスクリーンで足の動きがリアルタイムでチェックできます。

 

ラジカセは簡易スピーカーとして使えます。

パソコン本体に内蔵されているスピーカーは、さすがに講座の会場には小さすぎますからね。

 

ラジカセ.jpg

 

こんなマイクも持っていますが、私の声はけっこう響くので、

数十人までの受講生であれば、肉声で充分なようです。

演奏しながらしゃべれるので便利です。

 

microphone.jpg

 

だいたいこんなところでしょうか…。

 

ピアノのない、会議室のようなところでも開催できるように、

運べるタイプの電子ピアノも持っています。

 

seminar1.jpg

後方に置いてあるのが専用ケース。クロネコに頼むと運搬も簡単。費用も安いです。

 

会場の備品を事前にチェックして、足りないものを持参するのですが、

場合によっては、結構な量の荷物になってしまいます。

出発前と講座の撤収時には忘れ物のチェックが欠かせません。

 

便利ではあるものの、このように電子機器に頼りきった企画で一番怖いのは

 

機材の故障

 

です。

こればかりは運を天に任せるしかありませ〜ん。

普段の行いが大切なのでしょうなあ…。

 

そこが、一番の問題ですね!

 

 

 

 

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